あと、どのくらいだろう。
スタートやゴールは、キリの良いところを設定する。
月の初めや月の終わり、週の初めや週の終わり、ちょうど一週間だとか、十日だとか。
期間だけではなく、時間もそうで、〇時になったら始めるだとか、〇時が過ぎたら、次は〇時半だとか、その次には、長い針がもう一度てっぺんに来る△時に始めるだとか。
四の五の言わずに片付ければよいのに。
常に片付けがしたくて仕方ないのに、行動にはムラがあった。
「あっという間」という言葉は、なるべく控えていた。
口を開けば、「あっという間」という自分がちょっと嫌になっていた。
それでも、口にしてしまうことがあるのは、やはり「あっという間」だからである。
テレビの向こうから聞こえる「一年前の今日」という言葉に、驚きを隠せない。
今年も”あっという間”に半分が過ぎていた。
残りの半分に満たない月日で、”片付け”は終わるのだろうか。
小さな積み重ねの先にある変化を想像してみる。
そしてもっとその先の変化も。