人生100年時代

じわっと汗をかく。顔が火照っている。
去年の秋ぐらいから、この症状がある。時々だったのが、最近、一日一回は現れる。いわゆる、更年期障害というやつだ。

 

 

ようやく分厚い本を読み終えた。
どんな本だったか語っても、本の分厚さには比例しない。推理小説と違って、なかなか頭に入って来ず、上手く説明できない。なんとなくは、理解した。
夫が勧めてくれた本だが、まだ彼は読み終えていない。読み終えるのを待たずに、会社に行っている間に拝借した。

私は、本をあまり読まない。興味がなければ尚更で、夫に勧められてもお断りする。
読み始めて、断念しそうになったが、本の内容を夫と共有しておいた方が良いのでは?と、本の題目が語ってくる。”これから”を、考える機会が増えつつある私達には、なるほど、本を通して、また視点を変えて考えることができる。

ライフシフト”、一読したばかりの本の名を検索窓に打ち込む。想像どおり、いくつも本を要約している動画が見つかった。その中から、視聴したことのあるチャンネル名を選ぶ。実に簡潔で分かりやすい。これで、内容が頭に入った気がした。

 

 

自身や家族の環境が少しずつ変化していくなかで、”受け入れる”という言葉が、頭の隅に置かれるようになった。小さな変化だけでなく、突如”何か”がある可能性が、年を重ねると多くなるだろうと想像する。
健康、住まい、収入、夫、子供、親、身内、”何か”の内容は実に様々だ。
”何か”のせいにして、怒りをぶつけたりしないということ。かといって、”何か”に対して、自身の思いや考えも封じ込めないということ。受け入れて、対処する。

 

 

火照る顔もいつか治まるかもしれない。また何か違う症状が出てくるかもしれない。
あちらから来るネガティブな変化に気を揉まないように、こちらからはポジティブな変化をもたらせば、心と体のバランスがちょうど良いかもしれない。