青いノート

今月はすでに予定がいくつかあったが、一つ済ませると、また一つ増え、新しい青いノートは、どんどん予定で埋められていった。それと反比例するように、「片付け」の時間がどんどんなくなっていく。
最後まで使い切った青いノートの方には、まだ赤線が入っていない、やることリストが残っていた。多くは、家計と生活習慣に関することで、調べる、継続するといった内容だった。苦手なことを後回しにした結果だ。どうりでノートにずっと残っているわけだ。これらも忘れないよう、もう一度脳裏に焼き付ける。

「片付けられない」がずっと私にまとわりついて、なかなか離れてくれない。パートを辞めて時間を手に入れたのに、片付けの進み具合はカメの歩みより遅かった。
頭の隅から、「片付けをしなければならない」を消し去りたい。何より「片付け」をしている時間や、それを考えている時間は、とてももったいない。

すべてのできない理由が「片付けられない」と連動してしまう。新聞を読む、体操をする、肌のケアをするなど、ノートに残された、まだ実現していないこれらの生活習慣は「片付けられない」とは本来関係ない。

思考の問題なのだろう。そして、時間の使い方も下手である。

小さなメモが、「お薬手帳」の間からヒラリと落ちた。
昨日、ずっと探していたメモだ。確かに鞄に入れたはずが見つからず、外で落とした可能性があると、ようやく諦めた。
大事なメモではない。汚い字で書いた買い物メモだった。失くしたものは、いつもとことん探す。誰の物かも分からないのに、他人にメモを拾われたくなかった。

必死になって探すほど、大事ではないメモに時間を掛ける。拾われたところで、どうってことない。なのに、無駄な時間を費やす。

必要なこと、大事なこと、限られた時間で何をするのか、もう一度考える。
「やらなければいけないこと」も山積みだが、「やりたいこと」もいっぱいある。

 

2冊目の青いノートはまだ書き始めたばかりだ。ページが進むにつれて、きっと変わっていく。