新たな始まり

せっかくだからと、少し大きいようにも思ったが、桜色のクリームのホールケーキを選んだ。プレートに入れる名を少し迷ってしまい、結局「ゆめこさん」にしたけれど、店員さんには本人だと思われたに違いない。

五十歳の誕生日を迎えた。

 

変わらぬことと、変わっていくこと。
出来ることと、出来ないこと。
希望と現実。

私は私でいること。
大事なものを見失わないこと。

いろいろなことを考え、自分に問いかける。

 

 

おめでとうの声と共に、小さなロウソクに息を吹きかける。
ありがとうの思いをのせて。